2005FIAフォーミュラ1世界選手権 開幕戦

オーストラリアGP メルボルン・アルバートパーク・サーキット

 

36日・日曜日(決勝レース) 天候:曇り時々晴れ 気温:20C

 

開幕戦 オーストラリアGP 決勝レース

Honda プレスリリース

 

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午前中に行われた2回目予選の結果、2回の予選の合計タイムはバトン8番手、佐藤は19番手を獲得した。しかし、佐藤とM・シューマッハ(フェラーリ)の2台がエンジンを交換したため、レースはM・シューマッハが19番グリッド、佐藤は20番グリッドからのスタートとなった。フォーメーションラップを終えて、グリッドでスタートを待つ20台。ところが10番手のK・ライコネン(マクラーレン)がスタートできない。今年からの新規定で、各車は2度目のフォーメーションラップに出て行き、ライコネンはピットからのスタートとなった。


P. No Driver Team - Engine Tyres Gaps/Laps Average Stops
1. 6 FISICHELLA Renault M 1h24'17"736 215.151 Km/h
2. 2 BARRICHELLO Ferrari B + 0'05"500 214.917 Km/h
3. 5 ALONSO Renault M + 0'06"700 214.866 Km/h
4. 14 COULTHARD RedBull Cosworth M + 0'16"100 214.468 Km/h
5. 7 WEBBER Williams BMW M + 0'16"900 214.434 Km/h
6. 10 MONTOYA McLaren Mercedes M + 0'35"000 213.672 Km/h
7. 15 KLIEN RedBull Cosworth M + 0'38"900 213.509 Km/h
8. 9 RAIKKONEN McLaren Mercedes M + 0'39"600 213.479 Km/h
9. 16 TRULLI Toyota M + 1'03"100 212.500 Km/h
10. 12 MASSA Sauber Petronas M + 1'04"300 212.450 Km/h
11. 3 BUTTON BAR Honda M 1 lap(s)
12. 17 R.SCHUMACHER Toyota M 1 lap(s)
13. 11 VILLENEUVE Sauber Petronas M 1 lap(s)
14. 4 SATO BAR Honda M 2 lap(s)
15. 19 KARTHIKEYAN Jordan Toyota B 2 lap(s)
16. 18 MONTEIRO Jordan Toyota B 2 lap(s)
17. 20 FRIESACHER Minardi Cosworth B 4 lap(s)
18. 1 M.SCHUMACHER Ferrari B 15 lap(s)
19. 8 HEIDFELD Williams BMW M 15 lap(s)
20. 21 ALBERS Minardi Cosworth B 41 lap(s)


レース1周目。8番手からスタートのバトンは、スタート直後の混乱の中、11番手へ順位を落とす。一方最下位スタートの佐藤は、すぐ前にいたM・シューマッハ(フェラーリ)などを抜き去り、14番手に浮上。バトンはR・シューマッハ(トヨタ)をブロックしつつ、ポジションをキープ。佐藤はM・シューマッハのアタックを受けながらも、すぐ前のF・マッサ(ザウバー)を追う展開となった。

2周目以降、トップから20番手まで全く順位が変動しない。その均衡は、16周目にF・アロンソ(ルノー)がJ・ビルヌーブ(ザウバー)を抜くまで崩れなかった。そして18周目前後から、各車が最初のピットインへと向かう。佐藤は20周目、バトンは21周目に相次いでピットイン。今年からタイヤ交換がなくなり、それぞれ燃料補給のみ行い15、14番手でコースに復帰する。

レースの折り返し点を過ぎた30周目。その間にリタイアしたのは、僅かミナルディの1台のみ。B・A・R Hondaの2人は13、14番手を走行。佐藤のペースがコンマ5秒前後速く、5秒以上あったバトンとの差はみるみる縮まって行く。40周目に佐藤が2度目のピットイン。次の周にはバトンも続き、コース復帰後はバトン11番手、佐藤12番手というポジション。しかしレース終盤、佐藤のマシンにトランスミッショントラブルが発生。ペースが落ち、14番手にポジションを落としてしまう。そしてレース終了まで残り1周の時点で、B・A・R Hondaの2台は次のレースを見据えた戦略によりピットイン。チェッカーフラッグを受けず、バトン11位、佐藤14位完走扱いでレースを終えた。優勝はポールポジションからスタートした、G・フィジケラ(ルノー)だった。

■ジェンソン・バトン DNF(11位完走扱い)
「今日はスタートを失敗してしまったし、ビルヌーブの後ろについていた時は、1周で3秒もロスしてしまった。2回目のピットストップの後に彼を抜いてからというもの、マシンの調子は良かったよ。マシンの信頼性は高いけれど、シーズン開幕で我々が狙っていたパフォーマンスには達していないんだ。皆が期待しているポジションに戻るためには、明らかにやらなきゃいけないことが沢山あるけど、頑張るよ」

■佐藤琢磨 DNF(14位完走扱い)
「グリッド最後尾からのスタートになってしまいましたし、チーム全員にとって、とても難しい週末でした。チームは昨日クラッシュしたマシンを朝から修復してくれ、素晴らしい仕事をしてくれました。ベストを尽くして攻めの走りをし、ポジションを幾つかリカバーしましたが、全体的にスピードが足りません。次のレースでポイントを狙うには、まだまだ仕事がありますね」

■ジェフ・ウィリス B・A・R Hondaテクニカルディレクター
「ポジティブなことを言えば、2台の車とも信頼性を証明できたほか、レース終盤にジェンソンは非常に速いラップタイムを刻むことができた。レースのスタートでは、ドライバー2人ともタイヤが暖まっていない状態での走行のため、他の車と非常に接近している中、オーバーテイクの機会を見つけることができなかった。最後のスティントでは、前をふさがれなければ期待通りの速さを発揮してくれた。我々はポイント圏外のポジションだったこともあり、最後のラップは ペナルティ無しで次のマレーシアGPに向けてエンジンを交換できるよう、2台ともピットインさせ、レースを終えることにした。次戦はとても気温が高いレースになるので、我々には有利になるだろう。今回のレースでのパフォーマンスについては非常にがっかりしているが、課題を見定め、解決に向けて励む所存だ」

■ニック・フライ B・A・R Honda CEO
「琢磨選手のマシンを非常に短時間で修復し、万全の状態でマシンを準備できたのは、チーム全員の頑張りの結果だ。しかし残念ながら、マシンのパフォーマンスは 我々の期待していたレベルには達しておらず、テクニカルチームはマレーシアGPまでに、もっと速いペースを刻めるようにしなければならない。2人のドライバーとも良くやってくれたし、彼らがポイントを取れるよう、マシンのパフォーマンスアップが急務だ」

■中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「多くの課題が明らかになったレース結果になってしまいました。今回のレース結果を分析し、次戦に備えます」