2004年FIAフォーミュラ1世界選手権 第11戦
イギリスGP シルバーストーンサーキット
〜HONDA プレスリリース〜
「初日フリー走行で、バトン5番手、佐藤は9番手タイム」
7月9日・金曜日(フリー走行) 天候:曇り時々晴れ 気温:18C

■中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「今日は、それほど悪い日ではありませんでした。アンソニーのトラブルで、予定していたプログラムを全てこなすことはできませんでしたが、週末のレースに向けては、それほど影響はないと思います。今日は、雨が降らなくて良かったですよ」

第11戦 イギリスGP 初日フリー走行
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イギリスGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが5番手、佐藤琢磨は9番手タイム。第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、セッション半ばにギアボックスにトラブルが発生し、16番手タイムに終わった。

7月上旬とは言いながら、午前中の気温は僅か16C。路面温度は26Cしかない。黒曇と青空が共存して今にも雨の降りそうな、典型的なイギリスの天候となった。午前中のセッションは、フェラーリの2台がトップを独占。アンソニー・デビッドソンがコンマ6秒遅れで5番手につけた他、バトンは10番手、佐藤は13番手のタイムだった。

午後2時。天候は変わらないものの、気温は18Cまで上がり、路面温度は30C近くまで上昇した。それでもイギリスらしい肌寒さを感じる陽気のなか、2回目のフリー走行が始まった。しかし、セッション開始後24分。タイヤの比較テストを行っていたデビッドソンが、ホームストレートを抜けようというところで、ギアボックストラブルのためにストップ。セットアップを進めていたチームにとって、第3ドライバーの手痛い離脱となってしまった。残ったレギュラードライバーの2人は、セッション終了15分前で、バトン4番手、佐藤は6番手ポジション。この時点でトップのK・ライコネン(マクラーレン)からは、それぞれコンマ7秒からコンマ9秒ほど離されているものの、2人揃って1分19秒台と、まずまずのタイムだ。

その後セッション後半に、J・フィジケラ(ザウバー)などがタイムを出した結果、バトンは5番手、佐藤9番手のタイムで初日フリー走行を終えた。トラブルのため、セッションを最後まで走りきれなかったデビッドソンは、16番手タイム。初日午後のフリー走行のトップタイムは、K・ライコネンだった。

■ジェンソン・バトン 5番手(2回目フリー走行) 1分19秒401
「タイヤのテストに1日費やし、ほとんどのプログラムを終了できたけれど、アンソニーに起きたトラブルは残念だったね。速く走るためのセットアップの方向性については分かったので、あとは予選に向けてマシンを上手く仕上げるために、もう少しやらなければ行けないことが残っているね。今日走っている時に、応援してくれる皆の声援が聞こえ、本当に嬉しかったよ。とにかく集中して、今日の結果からやれることを全てこなして、良い位置で決勝レースをスタートできるよう、頑張るよ」

■佐藤琢磨 9番手(2回目フリー走行) 1分19秒611
「シーズン早々から、ここでは良いテストができているので、きっと今回も行けると思っていたのですが、今日は思っていたほどは速くありませんでした。ここでは表彰台が目標ですから、予選やレースに向けて、もっと速く走れるよう色々やらなければなりませんね。今日のタイヤ評価作業は、完璧にはできませんでしたが、僕らには3台分のデータがありますから、明日に向けてのタイヤ選択には十分だと思います」

■アンソニー・デビッドソン 16番手(2回目フリー走行) 1分20秒861
「チームにとってのホームレースを、こんな形でスタートすることになってしまい、残念だよ。午前中のセッションは順調だったから、午後もその調子で続けたかったんだけど、14ラップしたところで、残念ながらギアボックスにトラブルが起きてしまったんだ。ロングランの調子も良さそうだったから、タイヤ評価を全て終えられなくて、残念だ。ジェンソンと琢磨が、僕の予定していたプログラムの一部を引き継いでくれたから、全てがダメになってしまったわけではないけれど、完璧とは行かなかったね。でもタイヤの感触は良かったから、きっと上手く行くと思うよ。今日の僕に起きたトラブル以外に、もう問題が起きないことを願っているし、地元の応援団の前で、素晴らしい結果を出してくれることを期待しているよ」