2004年FIAフォーミュラ1世界選手権 第12戦
ドイツGP ホッケンハイムリンク・サーキット

7月23日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:34C

〜HRD プレスリリース〜

第12戦ドイツGP初日午後のフリー走行は、気温30Cを超える夏日の下、トップ集団が僅差の走りを繰り広げた。その中でLucky Strike B・A・R Hondaは、ジェンソン・バトンが4番手、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが6番手、佐藤琢磨が7番手タイムと、まずまずのスタートを切った。しかし、セッション後半にバトンのエンジンにトラブルが発生。エンジン交換をすることになったため、バトンは明日の予選結果より10番手下のポジションから、レースをスタートすることとなる。

■中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「残念なことにジェンソンのエンジンに問題が見つかり、今夜エンジン交換をしなければなりません。しかし、今日は3台揃って良いタイムでしたし、合計で70周以上走行でき、良いデータが取れました。ジェンソンには、日曜の決勝レースではポイント獲得を目指し、頑張って欲しいと思います」
■佐藤琢磨 7番手(2回目フリー走行) 1分15秒657
「今日は良い感じでしたし、ロングランもとても安定していました。最近の数戦と比べ、ここではとても速く、行けると思います。アメリカGPの時のように、表彰台を獲得できると良いですね。ここでのマシンの仕上がりはとても良いので、明日と決勝レースのマシンセットアップは上手く行くと思います」

-----

P. No Driver Team - Engine Tyres Times Ave/Gaps Laps
1. 1 M.SCHUMACHER Ferrari B 1'15"001 219.549 Km/h 27
2. 6 RAIKKONEN McLaren Mercedes M 1'15"045 + 0'00"044 18
3. 3 MONTOYA Williams BMW M 1'15"167 + 0'00"166 25
4. 9 BUTTON BAR Honda M 1'15"379 + 0'00"378 23
5. 04 PIZZONIA Williams BMW M 1'15"470 + 0'00"469 25
6. 35 DAVIDSON BAR Honda M 1'15"576 + 0'00"575 33
7. 10 SATO BAR Honda M 1'15"657 + 0'00"656 21
8. 8 ALONSO Renault M 1'15"677 + 0'00"676 30
9. 2 BARRICHELLO Ferrari B 1'15"738 + 0'00"737 19
10. 38 ZONTA Toyota M 1'16"200 + 0'01"199 38
11. 5 COULTHARD McLaren Mercedes M 1'16"265 + 0'01"264 18
12. 37 WIRDHEIM Jaguar Cosworth M 1'16"342 + 0'01"341 28
13. 14 WEBBER Jaguar Cosworth M 1'16"514 + 0'01"513 27
14. 7 TRULLI Renault M 1'16"660 + 0'01"659 32
15. 15 KLIEN Jaguar Cosworth M 1'16"854 + 0'01"853 31
16. 12 MASSA Sauber Petronas B 1'16"865 + 0'01"864 30
17. 11 FISICHELLA Sauber Petronas B 1'17"026 + 0'02"025 26
18. 16 DA MATTA Toyota M 1'17"300 + 0'02"299 25
19. 17 PANIS Toyota M 1'17"419 + 0'02"418 23
20. 39 GLOCK Jordan Ford B 1'17"724 + 0'02"723 25
21. 19 PANTANO Jordan Ford B 1'17"869 + 0'02"868 24
22. 21 BAUMGARTNER Minardi Cosworth B 1'18"098 + 0'03"097 21
23. 40 LEINDERS Minardi Cosworth B 1'18"224 + 0'03"223 17
24. 18 HEIDFELD Jordan Ford B 1'18"243 + 0'03"242 23
25. 20 BRUNI Minardi Cosworth B 1'18"309 + 0'03"308 25

初日のホッケンハイムの天候は晴れ、気温は午前中ですでに29Cに達した。湿度も高く、前戦イギリスGP時に比べると、かなり蒸し暑い。午前中に行われた1回目のフリー走行では、B・A・R Hondaの第3ドライバー、アンソニー・デビッドソンが1分15秒756のベストタイムで総合トップに立った。デビッドソンは周回数も32周と、トヨタのR・ゾンタに次ぐ多さだった。デビッドソンは、セッション終了間際にトランスミッショントラブルに見舞われる。コース脇に止まってしまったものの、午後のセッションには問題なく復帰した。午前中、バトンは8番手、ロングランを多くこなした佐藤は、16番手タイムだった。

午後も晴れ。午後2時の時点で、気温は32C、路面温度は50Cに達した。午後のフリー走行が始まった直後に、デビッドソンがトップタイムをマーク。その後はロングランによるタイヤの評価テストを続け、セッションの最後はエンジンの油圧が低下したことから早めに走行を切り上げたものの、十分な周回を重ねた。佐藤はセッション開始直後は走行を控えていたものの、中盤近くに1分15秒657の2番手タイムを出す。バトンもコンマ1秒差で後に続き、B・A・R Hondaの3人が、トップ6内に入り、順調な仕上がりを見せた。

セッション後半に入って、マクラーレンのK・ライコネンが、昨年のポールタイムをコンマ1秒しのいでトップに立つ。しかしB・A・R Honda勢も負けてはいない。バトンが自己ベストの1分15秒379を出して3番手に。デビッドソンは5番手、佐藤は6番手と、依然としてB・A・R Hondaドライバーが、トップ6の半分を占めている。しかし、B・A・R Honda勢のなかでトップタイムを出したバトンは、チェッカー間際にエンジンにトラブルが発生。コース脇にマシンを止め、そのままセッションは終わりとなった。

最終的に午後のフリー走行は、トップタイムのM・シューマッハ(フェラーリ)から9番手のR・バリチェロ(同)までが、僅かコンマ7秒という僅差でタイムシートに並んだ。その中でB・A・R Hondaの3人のドライバーは、バトン4番手、デビッドソン6番手、佐藤7番手という結果となった。バトンのマシンはエンジンを交換することになったため、予選結果より10番手下のポジションから、決勝レースをスタートすることとなる。

■ジェンソン・バトン 4番手(2回目フリー走行) 1分15秒379
「午前中のセッションはとても良い感じだった。エンジン交換によって、グリッドが10番手落ちてしまうのは、とてもがっかりだよ。予定通りプログラムをこなすことができたし、その間マシンは安定していた。でも明日の予選は、とても僅差を争うものになると思うよ。だから、やれることは今からできるだけやらないとね。タイヤも上手く合っていたし、ロングランでも安定していた。これはレースを考えると良いことだよね。日曜日のレースは、厳しいことは確かだけど、ポイント獲得を目指し、頑張るよ」

■アンソニー・デビッドソン 6番手(2回目フリー走行) 1分15秒576
「まずまずの1日でしたね。午前中のセッションでは、コース上でギアボックスに問題が出てしまい、止まってしまいました。それまで上手く行っていただけに、トラブルは残念ですね。午前中のフリー走行をトップタイムで終えることができて最高でした。でも、午後のセッションでは、早目に切り上げざるを得なくなり、残念です。今週末は、マシン速いし、上手く行きそうな兆しが見えてきていただけに、ジェンソンがエンジントラブルで予選のポジションを10番手失ってしまうことは、とても残念だよ。でも、ポジションを挽回するには十分な速さがあると思うよ」