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HRDプレスリリース

第1戦 オーストラリアGP 決勝レース
3月16日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:36〜38度

 開幕戦オーストラリアGPの決勝レースは、ゴールまでたどり着いたマシンがわずか7台というサバイバルレースとなった。その中でHonda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、6位でフィニッシュするも、ピットレーンの赤信号無視の違反で、失格に終わった。ジェンソン・バトンはS・ベッテル(トロロッソ)との接触により、リアサスペンションにダメージを受け1周目でリタイアとなった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:

 午後3時半のレース開始時点で、気温37度、路面温度51度。オーストラリアGP史上、屈指の暑さの中でのレースとなった。エンジン冷却には、かなり厳しそうだ。

 スタート直後から、波乱の展開。1コーナーで4番グリッドのF・マッサ(フェラーリ)がスピンを喫し、後続が大混乱に陥る。これでバトンは左リヤに損傷を負い、そのままリタイアを喫した。一方バリチェロは、これをうまく切り抜け、7番手にジャンプアップ。
 背後にはK・ライコネン(フェラーリ)が迫るが、バリチェロは20周近くに渡って、これをしのぎ続ける。しかし19周目の3コーナーでインを刺され、7番手に。その後上位陣のピットインもあって、4番手まで上がったところで、23周目に最初のピットに向かう。これでいったんは、8番手に下がった。

 その後バリチェロは5番手まで順位を戻し、終盤に突入する。44周目に2番手まで上がったところで、45周目に2度目のピットイン。その直前にグロックのクラッシュでセイフティカーが出ていたが、残燃料を考慮し、ペナルティー覚悟の上、給油にのぞむ。その結果、ピット滞留10秒のペナルティを受けてしまう。

 それでも8番手でコース復帰。さらに54周目にライコネンがリタイア。続けて56周目にセバスチャン・ブルデ(トロロッソ)がリタイアしたことで、バリチェロは6位でチェッカー。しかし、2回目のピットインで、赤信号が出ている最中に、無視をしてコースに復帰したため、失格を受けてしまう。

■ジェンソン・バトン リタイア(1周目)

Q.早々にレースが終わってしまったが、何が起こったのか?

A.スタートは良く、アロンソ(ルノー)をパスしてベッテル(トロロッソ)に並んだ。3台か4台のマシンが並んで、狭く、高速の1コーナーに向かい、そこでダメージを負ってしまった。残念ながら、レースではよくあることだ。僕はベッテルのサイドポットに接触し、それで彼はスピンしたようだ。そのまま彼はこちら側に寄ってきて、通り過ぎようとしている僕のリアホイールにぶつかった。ガレージに戻って修正可能か調べようとしたが、左リアのトラックロッドが壊れていて、ダメージが大きすぎた。

Q.この週末に得た明るい材料は?

A.僕らにとって、良いスタートで、パフォーマンスに勇気づけられた。来週のマレーシアでまたマシンをドライブすることを楽しみにしている。

■ルーベンス・バリチェロ 失格

Q.これだけ厳しいレースを戦い抜いて、結局は失格となってしまったが、どんな気持ちか?

A.最終結果には、とても残念だが、今日のパフォーマンスや、マシンからベストを引き出せたことにはとても満足している。波乱のレース展開で、最初のピットストップの後にフロントダンパーにダメージを負ってしまい、その後のレースが難しくなった。今日のような日に完走することはとても大変なことだ。

Q.ポジティブな面として、レースの大半はうまく運んでおり、マシンのパフォーマンスも良かったようだ。RA108のパフォーマンスには満足した?

A.この週末の様子から、マシンはすばらしいポテンシャルをもっていると感じた。ファクトリーでは、ここ数週間で最高の仕事をしてくれたと思う。レース距離を走ったことで、よりマシンの理解を深めることができた。今はマレーシアGPを楽しみに、マシンをマレーシア向けに調整していきたい。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル

Q.バリチェロが果敢な走りを見せたが、2回目のピットストップの後に何が起きたのか?

A.2回目に、予定通りピットストップをしようとバリチェロに指示した後、すぐにティモ・グロック(トヨタ)がクラッシュし、セーフティカーが導入された。これでピットレーンがクローズされ、給油をすると10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティーが科されることは、わかってはいたが、バリチェロの燃料はもうなくなっていたため、彼を呼び戻す他に方法はなかった。ピットストップ作業中には、燃料ホースがマシンから外されるほんの少し前に、ロリポップが上がってしまった。そして、ピットストップの後、ルーベンスは赤信号なのにピットレーンを出てしまい、明らかにこれはレギュレーションに触れる行為だった。厳しい状況が続いたが、それまではルーベンスは全力でドライブしていた。彼は良いスタートを切り、19周にわたってキミ・ライコネン(フェラーリ)を後ろに従え、果敢な走りをみせた。そういったことが、この週末、われわれが得ることができたポジィティブな面だ。

Q.RA108がこのデビューレースで見せたパフォーマンスについてはどう考える?

A.予選では中団の速さを見せていた。そして、今日のレースでは、われわれの目標であるポイント獲得が可能な力を見せた。メルボルン向けの空力パッケージがうまく機能していたが、グリッドを上げ、予選の最終セッションの常連になるように、さらなる進歩が必要だ。