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HRD プレスリリース
第2戦 マレーシアGP 2日目・予選
3月22日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:28〜29度

 第2戦マレーシアGP予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは、トップ10入りにわずかに届かず、惜しくも11番手、ルーベンス・バリチェロは14番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:

 2日目も、初日よりやや雲が多いながらも、天候は晴れ。週末3回目のフリー走行の始まる午前11時の時点で、気温29度、路面温度38度というコンディションだ。初日に計57周と1レース分にほぼ等しい距離をこなし、4番手の好タイムを出したバトンは、この日も序盤から精力的に周回を重ねる。しかしバリチェロはギアボックストラブルに見舞われ、わずか6周しかできず22番手に終わった。バトンはこのセッション、8番手だった。

 昼過ぎから、黒雲が張り出してきた。湿度がさらに高くなり、午後2時の予選開始時には79%に達した。サーキットからは、セッション開始後20分で雨が降るという予報が出た。

 1回目予選。二度のアタックを終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ14番手。そして、バトンとバリチェロはそれぞれ3度目のアタックにのぞむ。ともにタイムを更新し、バトン10番手、バリチェロ16番手で第2セッションへ進んだ。
 雨を恐れて、トップチームも最初からアタックへと飛び出して行く。1回目を終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ15番手。そして終了2分前に、2度目のアタックに向かう。ともにタイムを縮めたものの、わずかに届かず。バトンは10番手のF・アロンソ(ルノー)に100分の6秒及ばず、11番手。バリチェロは14番手で、最終セッション進出を惜しくも果たすことができなかった。

 中団争いは、1秒以内に12台が入るという、熾烈な戦い。ほんのわずかなタイム差が、グリッド順を大きく左右することが改めて浮き彫りとなった。

■ジェンソン·バトン

3回目フリー走行 8番手 1分35秒781

予選11番手  1分35秒208

Q.今日の予選パフォーマンスには満足しているか?

A.11番手で、レースを右側のグリッドからスタートできるのがうれしい。天気は変わりやすく、雨の可能性もあったので、(予選第1セッションと第2セッションの)両セッションで早めにタイムを出しにいった。オプションタイヤ(ソフト側)で行った最後のアタックにはとても満足している。あと0.1秒でQ3に進むことができたのだが。

Q.今日の主なポイントは?

A.一番の問題は、プライム(ハード側)とオプションの、どちらのタイヤを選ぶかだった。オプションタイヤには苦戦していたので、セッションのほとんどをプライムで走ったが、他の人はほとんどオプションタイヤを履いていた。だから、トラックにラバーが乗ったところで、Q2の最後に(オプションタイヤを)試してみたら、0.25秒縮めることができた。今日一番のペースで、いいラップを刻むことができたから、僕たちのポジションには満足だ。

■ルーベンス・バリチェロ

3回目フリー走行 22番手 1分37秒703

予選14番手  1分35秒622

Q.今日のパフォーマンスと結果は?

A.午前にギアチェンジのトラブルを抱え、あまり走行できなかったのが残念だった。予選で遅れを取り戻さなければならなかった。午後にはみんなの努力のおかげで前進でき、結果として14番手に入ったことに満足している。午前にもう少しマシンセットアップにかける時間があればよかったが、難しい状況の中でベストを尽くした。

Q.レースも今日のように変わりやすいコンディションだとの予報が出ている。明日の展開は?

A.もし明日も変わりやすい天気が続くなら、トップ10から外れたこの位置のおかげで、戦略を調整することができる。午前のフリー走行のことを考えれば予選はよかったし、14番手というポジションからは、ポイント獲得に向けて、戦えると思う。

■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア

Q.今日技術的にチャレンジした点は?

A.フリー走行の最初で、ルーベンスが6速にダメージを負ったが、FIAが定めるレギュレーションによって、この件はペナルティーなしで修正できた。さらにダメージを負って、ギアボックスを交換することになってもいけないので、それ以上の走行を避けた。ルーベンスはジェンソンの走行とセットアップ変更に頼らざるを得なかったが、そのことで明らかに予選は厳しくなった。そんな状況の中、ルーベンスはとても良い仕事をやり遂げ、中団のタイムが非常に接近している中でQ2に進出した。ジェンソンは今日のトラックコンディションでそれほどバランスが良くなく、われわれのマシンはオプションよりもプライムに合っているようだった。予選では、オプションタイヤの方が速かったが、最大限に活かせないまま終わってしまった。

Q.明日はどのようなレースになるか?

A.予報では雨の可能性があると出ていて、11番手と14番手というわれわれのスタート位置からすれば、ウエットのレースのほうがいい。そうなれば、ポイント獲得の可能性もある。ドライのままであれば、中団の戦いはとてもタイトになるだろう。多くのドライバーが2ストップを選択し、さらにそのタイミングも重なると思う。