HRDプレスリリース
第10戦 ドイツGP 初日フリー走行
7月18日・金曜日(初日フリー走行) 天候:曇り 気温:16〜23度

 第10戦ドイツGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13番手、ルーベンス・バリチェロは14番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
 2年ぶりの開催となる、ホッケンハイムでのドイツGP。初日は朝から断続的に雨の降る、あいにくの天候となった。それでも午前中のフリー走行開始頃には雨も止み、約1時間後にはドライタイヤでの走行が可能になった。このセッション、バトンが12番手、バリチェロは16番手だった。

 午後は薄日の射す天気となり、路面は完全にドライとなった。気温も22度まで上がったが、路面温度は25度と、依然低いままだ。Hondaの2台は午後、タイヤ比較を中心に走行する。

 序盤、周回を重ねるものの、なかなかタイムが伸びない。それでも残り30分を切り、バリチェロ、バトンは、12番手、13番手のタイムをマーク。最終的にはバトン13番手、バリチェロ14番手だった。
■ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 12番手 1分17秒131
2回目フリー走行 13番手 1分16秒542
Q.今日走った感想は?
A.慌しかったが、収穫のあるフリー走行だった。プライム(ハード側)とオプション(ソフト側)のタイヤ評価に加え、どちらのセッションでも、バランスとセットアップに進歩が見られた。まだ、バランスについて、完全に満足しているわけではないので、予選に向けて作業を続ける。

■ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 16番手 1分17秒500
2回目フリー走行 14番手 1分16秒677
Q.今日のフリー走行はどうだったか?
A.午前のセッションでは、満足のいくマシンバランスを見つけることができたものの、午後は残念ながら苦労した。マシンは、午後、気温がやや高くなったことでグリップがかなり不足し、特にリアは不安定だった。この問題を解決すべく、セッション中は奮闘した。走行しやすいセットアップを見極めるため、今夜はたくさんやることがある。

■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア

Q.先週のホッケンハイムテストと比較し、今日のトラックコンディションはどうだったか?
A.先週のテストよりも、ここ数日で降った雨のために、グリップがかなり減っていた。これにより、テストのときにははっきりとしていなかった問題が起き、ブレーキングの安定性とトラクション不足が、今日のわれわれの最大の問題だった。グリップ不足ではライバルたちより苦戦したかもしれないが、間違いなく、こういった状況に陥っているのはわれわれだけではない。トラックがこれから良くなっていくので、このことが、われわれのパフォーマンスに反映されると期待している。

Q.ここからどういった改善をしていくのか? また、天候が今週末の重要な要素になると予想しているか?
A.いつもどおり、今夜もすべてのデータを分析し、明日のマシン改善に備える。ルーベンスのハンドリングに起こった問題はすでに理解できていて、今夜中に修正できるはずだ。変わりやすい天候がこれからの週末のひとつの要素となりうる。シルバーストンのレースでそうだったように、われわれはウエットで最高の結果をもたらしてきた。