HRDプレスリリース
第12戦 ヨーロッパGP 決勝レース
8月24日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:28〜30度

 第12戦ヨーロッパGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13位、ルーベンス・バリチェロは16位完走だった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
 バレンシアは前夜、雨に見舞われたが、決勝当日は快晴に恵まれた。午後2時の気温は29度。直射日光にさらされた路面は44度まで上がっている。バリチェロはブレーキなどを交換したために、ピットからのスタートとなった。

 16番スタートのバトンは、1周目の混乱をうまく切り抜けて、13番手に上がる。一方のバリチェロは19番手スタートから17番手で1周目を終える。しかし11周目に2コーナーでスピンし、D・クルサード(レッドブル)に抜かれ、順位をひとつ落としてしまう。

 15周目以降、2回ストップ作戦のマシンが次々とピットに向かう。1回ストップ作戦のHonda勢は、25周目の時点で、バトンが12番手、バリチェロは17番手を走行する。11番手まで上がっていたバトンは、29周目にピットイン。14番手でコースに復帰した。16番手を走行していたバリチェロも、バトンに続いて次の周でピットインし、その後は17番手を走行する。

 後半、上位勢がほぼ全員2度目のピットインを終えた43周目の時点で、バトンは14番手。その後、K・ライコネン(フェラーリ)がエンジンブローでリタイアを喫したことで、ひとつ順位を上げ、13位でチェッカー。バリチェロは16位完走だった。
■ジェンソン・バトン 13位

Q.今日のレースはどうだったか。
A.いいスタートを決めて3つポジションを上げ、13番手に上がった。それが僕のレースで一番いいところだった。もっといいパフォーマンスを期待していたが、残念な予選結果により、後方のグリッドになってしまった。他のほとんどのドライバーに比べて、僕はかなり燃料を積んでいて、1ストップ戦略をたて、長いスティントを走ろうしていた。でも、すでに1回目のピットストップを終えたハイドフェルドの後ろにひっかかって、タイムをロスし、また、彼を抜くだけの速さもなかった。第2スティントで使ったオプションタイヤ(ソフト側)は最初は良かったのだが、リアのブレーキがオーバーヒートを起こしたことで、リアのパフォーマンスはすごく悪くなってしまった。

■ルーベンス・バリチェロ 16位

Q.ストレスのたまる週末で、残念な結果に終わったが、今日のレースでのマシンはどうだったか?
A.予選の後、僕たちはピットレーンからスタートすることにして、マシンに昨日起こった問題を修正した。ブレーキを完全に積み替えて、マシンをドライブした感じが大きく変化したが、レース中には少し進歩がみられた。今週末、大きくタイムとポジションを落とすことになったブレーキの問題について、解明しなければならない。悔いの残る週末だった。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル

Q.期待できそうな週末が、がっかりする結果に終わってしまった。今日はどのようなレースだったのか?
A.ジェンソンのスタートはよく、1周目で3つポジションを上げることができた。しかし、中団の差は非常につまっており、燃料をたくさん積んでいたことから、彼はそれ以上ポジションを上げることができなかった。ルーベンスがピットレーンからスタートしたのは正しい判断で、2コーナーでの混乱に巻き込まれずに済んだ。この決断を下さなかった場合に比べ、良いポジションでレースを終えたと思う。予想に反して、途中で脱落するドライバーは少なく、たった3人がリタイアし、セーフティカーの出動もなかった。そのため、利用できるチャンスがなかった。

Q.次戦スパに向けて、どのような対策を施すのか?
A.基本的には、8月の休み中にマシンの改良を行っており、フリープラクティスではその効果がはっきりと見えた。今週については、それをフル活用することができず、予選で苦戦したことで、結果的にレースにおいても、パフォーマンスを発揮できなかった。われわれが最優先することは、どこで間違ったかを理解し、スパとそれ以降のレースに向け、より確かなアプローチをしていくことだ。来週、モンツァで3日間のテストがある。このテストの目的は、最近の開発成果を最大限に活用していくことだ。