HRDプレスリリース
最終戦(第18戦) ブラジルGP 決勝レース
11月2日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:26〜29度

 第18戦ブラジルGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13位、ルーベンス・バリチェロは15位完走だった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
 レース1時間前、コース西側はすっかり黒雲に覆われ、今にも雨が降りそうだった。しかし雲は次第になくなり、マシンがグリッドに付く頃には、強い日差しが射していた。ところが開始3分前、メインストレートを中心に局地的な大雨に見舞われる。わずか数分で雨は上がったものの、路面は激しく濡れている。スタートは10分間延期となった。

 スタート直後の2コーナーで、3台を巻き込む多重事故が発生する。これでセイフティカーが、導入された。バリチェロは11番手、バトンも14番手に順位を上げている。しかし4周目を終えレースが再開され、バリチェロは12番手に後退した。7周目にバトン、9周目にはバリチェロもピットに入り、ドライタイヤに履き替えた。11周目の時点で、バリチェロは13番手、バトンは14番手を走行する。

 レース折り返し点の36周目。バリチェロは12番手、33周目に2度目のピット作業をこなしたバトンは、15番手だ。そして後半43周目には、バトンがチームメイトをかわし、11番手に。バリチェロも12番手に付けている。

 残り10周、61周目の時点で、バリチェロ11番手。3度目のピットを終えたバトンは14番手。このあと再び雨が降り始め、バリチェロは64周目に、バトンも65周目にレインタイヤに履き替える。他のマシンも、次々にピットに飛び込んで行く。バリチェロはその後67周目に4度目のピットに入り、順位が後退する。最後は、バトン13位、バリチェロ15位でチェッカーを受けた。
■ジェンソン・バトン 13位

Q.今日のレースではどのような戦略だったのか?
A.スタートは良く、最初のいくつかのコーナーで3つポジションを上げた。しかし、そこからはトラフィックにつかまって苦戦した。異例のタイミングでピットから呼ばれ、早めにピットストップを行い、トラフィックから抜け出すために3ストップ作戦に切り替えた。トラフィックから抜けたときには、マシンのパフォーマンスは悪くなかったが、残念ながら戦略がうまく働かなかった。その後、レースの終盤にウエットタイヤに変えるためもう一度ピットストップが必要となり、エキストリームウエットに切り替えたが、うまくいかなかった。この週末、フラストレーションの残るシーズンが終わったわけだが、僕らはそれに耐え、最後のレースまでモチベーションをキープしたことを誇りに思う。

■ルーベンス・バリチェロ 15位

Q.エキサイティングな母国GPだったが、どうだったか?
A.荒れたレースで、今日の結果には天候が非常に大きな影響を与えた。僕らにとって、マシンパフォーマンスの面で非常に戦闘力を発揮できたレースで、最後のピットストップまでトップ10のすぐ後ろを走っていた。レース終了間際に雨が降ってきたとき、強い雨になった場合を考えてエキストリームウエットに換えるという賭けに出た。しかし、それはうまくいかず、タイヤが完全にオーバーヒートし、3周後に再びピットストップを強いられたときには、いくつかポジションを落としてしまった。僕らは今年、常にマシンから最大限のパフォーマンスを引き出そうと努力し、その成果により、シルバーストンでは表彰台に上ることができた。難しいシーズンに、常に前を向いて努力し続けたチームのみんなに、ありがとうを言いたい。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル

Q.今日のレースはどのようなレースだったか?
A.レース直前に降ってきた突然の雨が、例のごとくこのサーキットでの戦いをエキサイティングなものにした。遅れてレースがスタートしたときに、われわれはスタンダードウエットを選んでいたが、それは正しい選択だった。コンディションが良くなり、われわれは他チームより早めにドライタイヤに換え、それによって両ドライバーはポジションを上げることができた。続くラップで両マシンは並んで走行しており、2台ともトラフィックにひっかかっていたので、ジェンソンとルーベンスの戦略をわけることにし、ジェンソンは早めのピットストップを行い、ルーベンスは走行を続けた。この戦略は、その後レースが進むにつれ、結果としてルーベンスのほうに有利に働いた。レースの終盤に雨が降り出し、両ドライバーをピットに入れエキストリームウエットに換えた。ひどい雨になることを期待して大きな賭けに出たが、うまくいっていればポジションをさらにあげることができただろう。残念なことに、雨は期待したほどにはならず、他のすべてのマシンが選んでいたスタンダードウエットが範疇だった。しかしながら、われわれの位置からすれば、リスクを冒す価値はあった。今日、われわれは厳しい一年の最後の1ページを終え、これからすべての力を2009年に向けて集中させていく。最後に、ドライバーズチャンピオンシップを勝ち取ったルイス·ハミルトンと、コンストラクターズタイトルをキープしたフェラーリを祝福する。今年は非常にエキサイティングなシーズンであり、今日のレースはファンタスティックなチャンピオンシップ争いのフィナーレを飾るのにふさわしいものだった。